オランダと言えば風車。
そして、知っている人も多いですが、知らない人も多いのが
オランダと言えばミッフィーです。
⒈ ミッフィーの正式名称はナインチェ |
日本でもミッフィーの名で超有名な子ウサギのキャラクターですが、オランダでの名前は
ナインチェ(ナインチェ・プラウス)です。オランダ語で Nijntje (Nijntje Pluis)と書きます。
穴うさぎ(Konijn)に指小辞(-je, -tje)をくっつけて Nijn + tje = Nijntje となっています。
Pluisは羽毛・綿毛という意味です。
この指小辞というのは、小さい・可愛らしい を意味する接尾辞でほとんどどんな名詞にもつけられます。-jeか-tje, -etje, -pjeかは綴りの法則に従います。
・kop(カップ)→ kopje(小さなカップ)
・hond(犬)→ hondje(子犬)
・knie(膝・ひざ)→knietje(ひざっ小僧)
と言った具合です。
日本では、Nijntje Pluisを和訳して”ふわふわうさこちゃん”と訳されていたらしいですが、後に英国で使用された”ミッフィー”の名が使われるようになったそうです。
オランダ語学校のテキストにもミッフィー(ナインチェ)の説明が出てきます。
なぜか、”日本ではミッフィーと呼ばれて、とても有名です。”という一文も入っています。
⒉ ミッフィーの生まれ故郷はユトレヒト |
ミッフィー(ナインチェ)はオランダの中央に位置するユトレヒト(Utrecht)という街で誕生しました。
1927年、ユトレヒト生まれのデザイナー、ディック・ブルーナ氏が生みの親です。
オランダで最初の絵本が出版された1955年6月21日がミッフィー(ナインチェ)の誕生日という設定だそうです。
ユトレヒトにはミッフィーの銅像があります。
5年前に初めてマーストリヒトに病院見学に来た際に行ったことがあります。
その当時の写真↓
本拠地ユトレヒトには、ナインチェ・ミュージアムがあります。
2006年の開館当時は”ディック・ブルーナ・ハウス”と言う名前のミュージアムでした。
2016年(今年)2月に”ミッフィーミュージアム”としてリニューアルされました。
追記:2017年4月1日にミッフィーミュージアム(Nijntje Museum)に行ってきました。そちらの記事はこちらから↓
ユトレヒトのミッフィー・ミュージアム!ミッフィーグッズ店!ディック・ブルーナ博物館! |
ちなみに、公式サイトの左上のミッフィーのアイコンが選択言語によってナインチェとミッフィーとに表示が変わります。可愛いです。
⒊ 公式ミッフィーグッズ専門店 |
オランダ国内には、ユトレヒトのミュージアム内の他に公式のミッフィー専門店が2店舗あります。
アムステルダムとマーストリヒトです。
立地的にはオランダを斜めに縦断するように位置しています。(偶然かな?)
マーストリヒトのショップはマース川沿いにあります。
小さな店舗ですが、中には所狭しとミッフィー(ナインチェ)がひしめき合っています。
専門店がアムステルダムにあることは理解できますが、マーストリヒトにもあることには驚きました。
ミッフィーの大ファンということではないのですが、なんだか嬉しいことです。
ショウウィンドウは時期に応じてディスプレイが変わるので変化を楽しめます。
マーストリヒト観光の人気スポットの一つです。
この、シンプルを極めたようなキャラデザインでありながら、世界中を虜にしているミッフィー(ナインチェ)にはデザインとしての奥深さがあるのだと思います。
それを学びに、来年ユトレヒトのミッフィー・ミュージアムに行こうと考えています。
楽しみです。
店舗情報
・マーストリヒトの店舗
住所:Kesselskade 51, 6211 EN Maastricht
サイト:dewinkelvannijntje.nl
Tel:+31 43 326 0326
ユトレヒトのミッフィー・ミュージアム!ミッフィーグッズ店!ディック・ブルーナ博物館! |
【今日のオランダ語】
全世界がミッフィー(ナインチェ)を知っています。
De hele wereld kent Nijntje.
(ドゥ ヘーレ ヴェレルドゥ ケントゥ ナインチェ)