似顔絵やイラストの他にロゴ(logo)を制作することもあります。
まだまだ、世に出せている作品は少ないですが、私的なものと依頼されて描くものと両方あります。
ロゴ制作にはロゴ特有の難しさがあります。
ロゴを作るときのポイントについてまとめてみました。
⒈ ロゴ制作時のポイント |
ロゴを制作する時には、以下のようなポイントを意識しています。
①決め手はアイディア
②限られたスペース
③シンプルである事
④何を表しているか一目でわかる明瞭さ
⑤ゴール(正解)がない
⑥他とは違う目を引く何かがある
①決め手はアイディア
似顔絵と違って、ロゴは一から考え出さなくてはなりません。
何用のロゴかというテーマ(用途)は決まっていますが、それを表現するために何をどのように描くかは自由です。自由が故に、ある程度の目標地点となる図案を考えなくてはなりません。
ここが決まらないと、一向に次の作業に進めません。
自分でも”いいな!”と思えるアイディアが浮かぶと、その後の作業も乗ってきます。
ひらめきが大事とも言えるでしょう。
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②限られたスペース
ロゴはその性質上、ある程度のスペースにまとまりを持って表現しなくてはなりません。
まとまりがないとロゴがロゴでなくなってしまいます。
また、この限られたスペースに、効果的にイラストや文字を配置する必要があります。
ベストなポジションを見つけ出すことに苦労することもあります。
③シンプルである事
シンプル加減は、ロゴの用途に応じてある程度幅があります。
しかし、情報量が多すぎると、逆に伝えたいことがわかりづらくなります。
この程よい加減を探し出すのも重要なポイントです。
④何を表しているか一目でわかる明瞭さ
シンプルさを意識して、描く対象物をある程度抽象的に描くことも求められます。
無駄を省いて全部は描かない、
外形、シェイプだけで表現する、
図案に合わせて変形させる、
など、デフォルメしつつそれが何かがわかるギリギリを攻めます。
(用途にお応じては、万人に分からなくても良い場合もありますが)
⑤ゴール(正解)がない
こうしたほうがいいかも、
少し薄くしたほうがいいかも、
この文字とこの文字はもう少し近いほうがいいかも、
ロゴの中の絵がもう少し小さいほうが・大きいほうがいいかも、、、
より良いロゴを求める飽くなき探究心と言えば聞こえがいいですが、単純に楽しいということもあります。ただし、いつまでもいじくりまわしているわけにもいきません。納期があります。よしっ!と思えたところでやめるのも得策です。
眺めているとまた別の案というか、気になるところが出てきてしまうからです。
妥協しているという意味ではありません。妥協でもないし、正解もないのです。
⑥他とは違う目を引く何かがある
他とは違う目を引く何か、を出すことに苦労することが一番多いかもしれません。
ありきたりでは、つまらないですし自分が作る意味が薄れます。
せっかく依頼してくださった依頼者さんの期待を上回る作品にしたいと常に思います。
これは、一番初めの”アイディア”と重なる部分も多いですが、残りのプロセスを含めて”⑥他とは違う目を引く何かがある”にたどり着くとおもっています。
⒉ 作品紹介 |
その他、作成中のものもあります。
採用が決まりしだいアップします。
⒊ まとめ |
ロゴ制作には似顔絵制作とは違う、また別の難しさがあります。
良いアイディアが浮かんで、他とは違う何かを表現できると嬉しくなります。
(その判断は、自己満でしかありませんが)
“他とは違う何か” を追求する楽しさ。
これは何かを創造する作業にはつきものかもしれません。
【今日のオランダ語】
そのロゴは最も魅力的です。
Het logo is de meest aantrekkelijke.
(ヘットゥ ロゴ イス ドゥ メーストゥ アントゥレッケリッケ)