英会話を習得するには、訓練(基礎の習学)と実践(会話)が必要です。
いわばこれも、インプットとアウトプットのバランスが大事になります。
↓以前こんな記事も書いています↓
⒈ 必須な訓練(ボキャブラリーと英文法) |
英語で会話するには、基本的な文法は必要です。ある程度のボキャブラリーも必須です。これらはいわゆる座学です。机上の訓練です。
何も知らなくたって、そういう環境にポンと放り出されれば、いつかは何とかなる、自然と喋れるようになる。そんな説もあるだろうし、そう信じている人も多いだろうし、自分もそう思っていた時期もありましたが、実際はそうは問屋がおろさない。自然になんか上達しないわけです。
どうしたって基本的な、土台となる、基礎知識は必須なわけです。単語は覚えなきゃならないのです。文法も基本を知らなければ意味を容易に取り違えるのです。
“聞いてるだけで・・・”といった類の教材も、基礎がなければ効力を発揮しないのです。訓練は飛ばせないのです。
単語の暗記や文法の理解といった訓練があってこそ、基礎が築けます。その基礎が増えれば増えるほど、土台はしっかりして、そのうえに応用力を築いていけるのです。
⒉ 欠かせない実践 |
しかし、一方で、ある程度のところで、実践に入っていかなければ、いつまでたっても土台は土台で、そのうえに応用力の骨組みはたっていかない。となると、英会話という建物は一向に出来上がらないのだ。
会話をするには、相手の言っていることを聞き取れなくてはいけないし、自分の考えを言えなくてはならない。そのためには、基礎訓練で仕入れた文法やボキャブラリーの情報を実践で使えなければ意味がありません。
実際に相手の言っていることを理解するには、知っている単語をキャッチし、記憶している意味(翻訳)とリンクさせなくてはなりません。最初のうちは特にそうです。
また、それに対して返答をする、ないしは自分の考えを言う時は、学習したボキャブラリーを音として口から出さなければなりません。それには、訓練で手に入れた文法やボキャブラリーの情報をさっと取り出せる引き出しに入れておかなければなりません。脳の引き出しの奥の方に入っていて、なかなか取り出せないのでは、実際の会話やとっさの時に使えずじまいになってしまうからです。
最初のうちは、時間がかかって当然です。誰しもがそうだと思うので、それ自体に落胆する必要も、臆することはありません。慣れないうちは、聞いた音を記憶しているボキャブラリーとリンクさせるのに時間がかかります。「あ!その単語知っている!えぇーっと、、、あ、あれだ!」と頭の中で処理して意味を理解するものです。しかし、そうしている間に、相手の会話(センテンス)は2個も3個も先に進んでいて、気付いたら話の軸を見失っているなんてこともよくありました。
反対もしかり、自分が言いたいことを言う時も、最初は、日本語を英語に置き換えてから発するものです。取り出しやすい引き出しにボキャブラリーが入っていないと、探すのに時間がかかります。そうこうしているうちに、相手が助け舟を出すか、他の人が発言して会話が進んでいってしまうこともありました。
慣れてくれば、リンクさせる作業も引き出しから取り出す作業も、意識なく自然にできるようになります。徐々に引き出しのリンクしやすい、取り出しやすい位置に、知識が移動してきます。自分もまだまだ発展途上ですが、そう実感します。
ただし、これらは英語で実際に会話しなければ培われない能力です。
⒊ 英会話は訓練も実践も、どちらが欠けてもダメ |
自分の場合も現在は、先日記事に書いたEnglish Centralを使用したり、オープンの英会話トレーニンググループに足を運んだりしています。オープンのグループというのは、いわゆる英会話学校ではなく、とあるカフェに集まって、講師と英語を話したい人たちが集って会話するという集まりです。参加は無料だし、行かない手はありません。今朝は新たに見つけたグループがあったので朝からそちらに参加してきました。(ブログ更新が遅くなった理由です)
実践の場では、英会話以外にも収穫はあります。様々な人が出入りしているので、思いがけない人脈が広がることもあります。実践もできて、コネクションも広がる。こんなに素晴らしいことはありません。
座学に専念した方がいいのか、もっと実践を 増やした方が良いのか悩んでいる場合には、どちらも欠かせないことを思い出して欲しいと思います。
どちらかをおろそかにして頑張り続けるよりは、早い時間で目標にたどりつけることは間違いないです。
【今日のオランダ語】
彼女は英会話を教えています。
Zij geeft les in Engelse conversatie.
(ゼイ ヘーフトゥ レス イン エンヘルセ コンフェアサーチー)