カーニバルに参加してきました。
その様子をまとめてみました。
⒈ カーニバル本番 |
カーニバルの本番はEaster(復活祭)から6週間前の日曜日がスタートです。そこから、日月火がカーニバルで水曜日は灰の水曜日(Ash Wednesday)と称されます。
↓もう少し詳しいことはこちらの記事をどうぞ↓
Easter(復活祭)の日程次第でカーニバルの日程も逆算して変化します。
今回は2017年2月26、27、28日です。
ちなみに来年は2018年2月11、12、13日となっています。
公式な開幕儀式は、日曜日の正午に行われます。マーストリヒトの場合は街の中心にあるVrijthof広場で行われます。
日曜日の昼12時11分に、Momus cannonという小さな大砲から11回砲が放たれカーニバルの開幕を告知します。同時に広場の中心に5、6メートルの鉄柱が設置され、そこにマーストリヒトカーニバルのシンボルキャラクターであるMooswief(野菜売り婦人)の人形が吊るされます。
その後、13時33分よりカーニバルパレードが開始されます。パレードには100近くのグループが参加し町中を練り歩きます。
月曜日は、午後2時11分から子供パレードが開催されます。
火曜日は、午後2時11分からブラスバンド競技会が催されます。最終的に、夜の23時55分にシンボルであるMooswief(野菜売り婦人)が徐々に降ろされ、24時にカーニバルが幕を下ろします。
⒉ マーストリヒトのカーニバルのお祭り具合が凄い |
上記のメインイベント以外の時間も、当然カーニバルです。もう、本当に昼夜を問わずそこら中がお祭りなのです。
どこか一ヶ所の広場に人を集めてそこだけでお祭りをするなんて、そんな規模ではありません。読んで字のごとく街中がパーティー会場なのです。街中のどの広場に行っても、どの通りを通っても人人人。さらには、そこら中にステージやDJブースが点在し、明け方まで音楽をかけて楽しんでいます。もう、老若男女入り乱れてカーニバルを楽しんでいます。
そしてもう一つの見どころが、なんといっても仮装です。大げさでなく、ほとんどの人々が仮装をしています。もはや、普段着で街に繰り出す方が浮いてしまうくらいです。しかも、そのクオリティーの高さが半端ないです。手の込んでいる人はとことん手が込んでいます。カーニバルショップ(衣装や小道具が売っている店)が存在するのも、やっていけるのも頷けます。
みんな、パブというパブをハシゴし、フレンチフライやケバブなどの出店を渡り歩いて街中を存分に使ってパーティーを楽しんでいました。まさに街そのものがパーティー会場であるという表現は大げさなものではありません。
⒊ 郷に入らば郷に従え |
When in Rome, do as the Romans Do.ということで、勿論、私もそれなりに仮装して街に繰り出しました。カーニバルは初体験ですし、この地にいながら参加しない選択肢はありえません。何事も実体験に勝る情報はありません。
初日は自前の狼のお面をかぶって行きました。何かの機会に使えたらなぁと思って日本から持ってきた甲斐がありました。作ってから3年、この日初めて日の目を見ました。
二日目はオランダカラーのカツラに、カーニバルカラーのジャケットで参加してみました。
その地の伝統的な風習を身を以て体験できた良い機会でした。
今日は最終日です。もう少し、オランダ南部の文化を覗いてみます。
ヨーロッパ旅行の1候補として、カーニバルに照準を合わすのも楽しいと思います。
是非、自分の目で、体で、一度体験してみましょう。
【今日のオランダ語】
もう、充分頂きました。
Ik heb genoeg gegeten.
(イック ヘップ ヘノッホ ヘヘーテン)