オランダに移住して9ヶ月。
日本にいた時と状況は全く違います。
犠牲と取るか投資と取るか?捉え方一つで人生は180度変わります。
⒈ 捉え方一つで人生は180度変わる |
良いことも悪いことも、本質的には良いも悪いもない単なる出来事・経験なわけです。
それらの出来事を経験した、もしくは選択した自分が、それをどう捉えたかで良いことにも悪いことにもなるのだと考えています。同じ出来事でも、自分にとってマイナスと捉えるかプラスと捉えるか、ネガティブに捉えるかポジティブに捉えるか。そのと捉え方が重要なわけで、何を選択し何を経験したかはさほど重要ではないと考えています。(結果も重要なのですが、優先順位は捉え方が優位という解釈です。)
だからと言って人生すべての選択をサイコロでも降って決めれば良いとは思っていません。当然、AかBかの選択を迫られた時に、Aを選択したいという気持ちがあればそれに従えば良いのです。わざわざサイコロを振る必要はありません。
また、AかBかわからない、選べない時には人の意見に耳を傾けるのも良いでしょう。それでも選べなければサイコロでも良いというのが極論です。
いずれにせよ、選択した時点でそれは自分で選択したことです。自分一人で決めたことなら、問答無用で自分の選択であり自分の責任です。誰かに強いられたとしても、強いられたことを受け入れた自分の選択です。サイコロを振って決めたとしても、サイコロの目に従った自分の選択です。結局のところ重要なのは、その選択が正しかったとその後に証明していく自分の行動と意欲なのです。
したがって、Aを選択したのちに待っていた未来が、自分の思惑・予想と違ったからと言ってBにしておけばよかったと悔やむ必要はないのです。Bを選択したって、同じか、もっと予想より悪い結果になる可能性もあるからです。(良い結果になる可能性もありますが。)吟味する事は良い事ですが、悔やむ事に意味はありません。
人生は一度きりです。一つの体で二つの人生を同時には経験できません。なので、本当の意味で、二つの選択のうちどちらが良かったのか、なんて事を比べることはできません。よほど小さな事象(結果が短期で出る事柄)であれば、Aで駄目ならBもやってみることもできます。しかし、人生を左右する大きな決断に関しては、そうもいかないのが現実です。
だからこそ、重要なのは選択した後の己の捉え方になるわけです。
いかなる結果も、自分にとってプラスになる面を探し出せるポジティブな捉え方ができれば、人生は常に好転していくはずです。そのためには、自分を信じること以外に方法はないと私は思います。
⒉ 日本にいない犠牲 |
日本にいれば、
・美味しい日本食が食べられる
・言葉が思い通りに通じる(というかそんなことすら考える必要がない)
・サービスが行き届いている
・これまでの経歴が通用する
・収入が安定している
・仕事に困らない
・友人家族にすぐ会える
・将来が見える
・住み慣れた地で単純に安心
挙げたらキリがないですが、一見すると手放したくない事柄で溢れています。上記の項目は自分の私的な意見です。人それぞれ具体的な項目は違うと思います。
いずれにせよ、日本を出ればこれらのことは容易には手が届かなくなります。中には、一時的ではなく完全に手放さなくてはならない事柄もあります。
それらを、一時的もしくは完全に手放すことは一見すると犠牲です。何かを犠牲にしなければ何かを得ることはできないとも言いますが、そもそも犠牲なのでしょうか?
犠牲ではなく、投資と捉えることはできないでしょうか?
⒉ オランダにいる投資 |
自分の場合は、日本を離れオランダに今います。自分の選択です。
誰かに強いられたわけでもないし、サイコロを振ってオランダ行きという目が出たわけでもありません。
日本にいた頃に当たり前のように感じられていた便利さ、美味しさ、安心が遠く離れてしまったことは事実です。それらを手放してオランダにいる今は、紛れもなく投資であり犠牲ではないと思っています。(僕の場合は自分で決めたことなんだから当たり前だろ!と言われれば異論はないしその通りなのですが。)
・美味しい日本食が食べられないからこそ、日本食の素晴らしさを何倍も痛感できるし、久々に食べれば喜びは何十倍です。
・言葉が思い通りに通じないからこそ、語学を勉強する気になるし、通じるようになればコミュニケーションの幅が広がる喜びを感じられます。
・サービスが行き届いているのが当たり前でないからこそ、サバイバル能力もつくし、そんじょそこらのことではへこたれなくなります。
・これまでの経歴が通用しないからこそ、肩書だけでなく、中身や技量の重要性を痛感できます。
・収入が安定していないからこそ、今までたいして必要でないものをどれだけ無駄に買っていたのか知ることができます。
・仕事に困る時期があるからこそ、自分の本当にやりたい仕事を獲得することの難しさと喜びをこれまで以上に深く知ることができます。
・友人家族にすぐ会えないからこそ、よりありがたみがわかり、優しくもなれるし、思いやりを深く知るきっかけになります。
・将来が見えないからこそ、生きるために生きる、という事を深く根底から考えワクワクすることができます。
・住み慣れた地で単純に安心な事が、本当の安心なのか?外からの目線で見る事ができます。
どれも捉え方が変われば、これからの自分にプラスな事ばかりです。日本でしかできない経験があるように、日本以外でしかできない経験も世界には星の数だけあります。
日々ある些細な事でも、人生をさううする大きな決断でも、犠牲と取るか投資と取るか?
投資に捉えて、好転させていきましょう。
投資t捉えることそのものが投資です。
【今日のオランダ語】
私は仕事でよく海外に行かなくてはならない。
Ik moet voor mijn werk vaak naar het buitenland.
(イック ムートゥ フォール メイン ヴェルク ヴァーク ヘットゥ バウテンランドゥ)