自分にした投資の回収をどう捉えるか?
⒈ 新しいことを知るには投資が必要 |
新しい趣味、新たな挑戦、知識の習得。
新しい事を始めたり勉強したりするには、ある程度の投資は必要です。
新しい趣味を始める時は道具を揃えるのに資金が必要です。新たな挑戦にも準備にお金がかかることがあります。新たな知識を得るために本や参考書を購入することもあるでしょう。どれもある程度お金がかかることです。なるべくをお金をかけずに済ます方法もあるとは思いますが、時短も含めて投資をした方が良いことも多いです。
自分への投資は何らかの形で回収しなくてはいけません。回収できないと投資というより無駄遣いになってしまいます。
回収方法を意識しておくと良いです。
⒉ 回収は現物、知識、未来 |
投資の回収には現物と知識そして未来があると考えています。
自転車が趣味の人なら、欲しかった新しい自転車が現物です。その自転車に実際に乗ることで利点欠点やよりよいタイムを出すために知識などが得られます。そしてそれらを踏まえて、良いタイムが出せるという未来が手に入るかもしれません。
最近始めてみた家庭菜園もよい例です。
オランダにあるスーパー・アルバートハイン(Aibert Heijn)で貰った菜園スターターキットで野菜を育て始めました。
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スターターキットには、種と芽が出るまでに必要な土とポットが入っています。ここまでは無料です。
しかし、芽が出た後に収穫までたどり着くには、プランターなどへの植え付けが必要になります。十分な土とプランター、肥料などが必要になります。これは投資です。
回収はどうでしょう?
無事野菜が収穫できれば自分で作った野菜というわかりやすい現物が回収できます。しかし、収穫できた野菜の量が少なければ、最初の投資額によっては高い野菜になってしまいます。ただし野菜を育てるために、よりよい育て方や水の量、肥料の時期など新たな知識も手に入ります。さらには少ないとはいえ、自分で育てた野菜をどのように食べるか考える楽しみが手に入ります。そして、新しい料理に挑戦する未来が待っているかもしれません。そう考えれば十分に回収できます。
無料で手に入った植物の種は全部で8種類です。自分で購入したのは土とプランターと棒です。トータルで3500円くらいでしょう。せっかくなので経過を載せてみます。
全8種類のうち最初に植えたのがPeultje(さやえんどう)です。次にCavolo Nero(黒キャベツ)です。
残りの6種類は同日に植えました。Wortel(ニンジン)、Paksoi(青梗菜)、Rode Biet(ビート)、Tuin Kers(コショウソウ)、Komkommer(キュウリ)、Spinazie(ほうれん草)、Radijs(ラディッシュ)です。
野菜の種類のよって芽が出るまでの日数が違います。Wortel(ニンジン)とKomkommer(キュウリ)は発芽までに10日以上かかりましたがその他は2、3日でした。
頃合いを見て、適宜プランターに植えつけます。
Tuin Kers(コショウソウ)は見た目がカイワレのようなものです。植え付けの必要がなく、5cmほどに成長したら食べどきです。数日で収穫できます。自作野菜収穫の第一号です。嫁殿が作ってくれたサラダに添えて頂きました。爽やかな味と食感でおいしかったです。数日とはいえ自分で育てた分、美味しさもひとしおでした。
⒊ 元が取れるかは未来次第 |
残り7種類の野菜はこれから順次収穫を迎えることでしょう。
3500円の投資で8種類の野菜。単純計算で1種類につき約450円です。スーパーで買うには明らかに高い野菜です。しかし、そこには育てる楽しみも付いてきています。毎日少しづつ育っていく過程を見るのも楽しみの一つです。収穫を待ちわびるワクワク感もプライスレスです。そして無事に収穫できれば野菜という現物が手に入ります。さらに、その野菜を使って何を作ろうか、と考えるのも楽しみです。そして自作の野菜が並ぶ食卓を嫁殿と囲むという楽しい未来が待っています。さらには、今後スーパーで野菜を買うときに育てる苦労や楽しみを知っている分、いつもと違った感情が持てるようになるかもしれません。
これらをトータルで考えればどうでしょう?
3500円の投資。決して高いものではないですね。十分に回収できます。
自分への投資、回収は現物、知識、未来。
これを意識して、何に投資するかを決めるようにしてはいかがでしょう。
【今日のオランダ語】
マーストリヒトはオランダの南部に位置します。
Maastricht ligt in het zuiden van Nederland.
(マーストリヒト リヒトゥ イン ヘットゥ ザウデン ファン ネーデルランドゥ)