ハンドスピナー(hand spinner)という玩具がオランダで大流行しています。
一体、ハンドスピナー(hand spinner)とは何なのでしょうか?
⒈ オランダでも大流行のハンドスピナー(hand spinner) |
ここ1ヶ月くらい街中でクルクル回る手のひらサイズの玩具を持っている子供達をよく見かけます。その頻度は日に日に増していきました。
子供達の様子を見ていると、中心を人差し指と親指でつまむように持ち、ただただ三つの突起がついた物体を回して遊んでいます。
その人気のスピードはとどまるところを知らず、今では店という店の入り口にハンドスピナー(hand spinner)置いてますの張り紙を見かけるようにもなりました。もはや、玩具やさんでなくても置いています。服屋さんにも置いています。ものすごい流行具合です。
ほんの1ヶ月ほど前までは、ここマーストリヒトで全く見かけなかった、このハンドスピナー。
これほどまでの猛スピードで大流行しているこのシンプルな玩具は何のか?
気になったので調べてみました。
⒉ ハンドスピナー(hand spinner)とは? |
ハンドスピナー(hand spinner)とは、英語ではfidget spinnerと言われています。
fidget =いじくり回す、そわそわする という意味です。
英語版Wikipediaによると、
科学工学者であったキャサリン・ヘッティンガー(Catherine Hettinger)という人物が考案者として認められています。彼女はイスラエル訪問時に少年が警官に石を投げている姿を見て、子供達のうっ積したエネルギーの発散と平和促進のために何かしらの没頭できる玩具を考案しようと考え始めました。そんな中、彼女は重症生筋無力症になります。当時7歳の娘さんと遊ぶ事が困難になった彼女は、このfidget spinnerを発明します。そして、瞬く間にその玩具は有名になり、フロリダのアートフェアで販売されたそうです。
つまり、もともとは
・筋力が低下しても遊べる玩具
・うっ積したストレスを解消できる玩具
・癒しを与え平和を促進するための玩具
というコンセプトで作り出された玩具のようです。
⒊ ハンドスピナーの遊び方 |
遊び方は至極単純です。
中心を人差し指か中指と親指でつまみ回すだけ。
中心部にボールベアリングが付いていて、一回弾けば長いことクルクル回っています。
実際に体験してみました。
購入したのは、街中の雑貨屋さんに置いてあるハンドスピナーで4ユーロ(約500円)です。
卓上で回すと、1分半〜2分ほど回転し続けています。
品質は、外装の素材や中心部のボールベアリングのクオリティによって変わるようです。
形や、色、LED付きなどその種類は多岐にわたっています。
街中で見かけたものだけでも様々でした。
価格もマチマチです。
調べてみるとかなりの種類がありました。
2017年4月末頃から急激に需要者が伸びているハンドスピナー。
その勢いはここオランダでも目をみはるものがあります。
この爆発的な人気を追い風にこの玩具のさらなる改良が進み、本来の目的を必要とする方々にさらなる良い物が開発されることを期待しないでいられません。
【今日のオランダ語】
ハンドスピナー、置いてあります!
Ze zijn binnen! Spinners
(ゼ ゼイン ビネン スピナーズ)