今日は夏至です。
昼間(日照時間)が最も長い日です。
⒈ 夏至 |
夏至は世界共通です。
今年2017年は6月21日、今日が夏至となります。
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ただでさえ夏は日照時間の長いヨーロッパです。夏至の昼間の長さは半端じゃありません。
⒉ オランダ・マーストリヒトの夏至 |
本日の日の出と日の入りの時間は以下の通りです。
・日の出: 5時23分
・日の入: 21時54分
・日中最高気温: 34℃
となっています。
単純計算で16時間31分の日照時間があります。実際の肉眼的(体感での)な明るい時間はもっと長いです。
6月20日にベランダから撮影した写真で見て見ましょう。
20時の時点ではまるで昼間ですね。15分も外にいればまだまだ日に焼けてしまいます。
21時でも夜とは到底思えません。
22時でようやく夕方感が出てきますが、電気の明かりなしで充分活動できます。
23時はさすがに明かりが必要ですが、西の空はまだかすかに明るさが残っています。
結局、真っ暗になるのは23時過ぎという事になります。
体感的な日照時間でいえば、朝は4時台には明るくなります。23時過ぎに真っ暗になるまで、実に19時間は明るさを感じられます。真っ暗な時間はわずか5時間程度です。
驚きの長さです。
しかし、日の入り時間を過ぎても明るいのは何故でしょう?
⒊ 日の入り後も明るいのは薄明という時間 |
日の入りとは、太陽の上縁が地平線(水平線)に接する時と定義されます。日没とも言います。
日の入りから真っ暗になるまでの時間を「薄明(はくめい)」といい、大気中の塵による光の散乱により発生します。
薄明のおかげで、日没後も直ぐには暗くならないのです。
薄明には下の三つの段階があります。
・市民薄明(常用薄明、第三薄明)
・航海薄明(第二薄明)
・天文薄明(第一薄明)
それぞれの薄明の時間は緯度や季節によって異なります。
一般的には、
市民薄明: 日没~40分後
人工的な明かりがなくても活動ができる時間で、日の入りをしたとはいえ、真っ暗とは程遠い時間です。
航海薄明: 40分後~1時間20分後
徐々に夕方から夜に移っていく時間帯です。多くの人がこの時間帯に暗くなったと感じます。
天文薄明: 1時間20分〜2時間後
辺りはすっかり暗くなり、夕方も終わって夜が来た、と感じる時間帯です。ただ、まだこの時は真っ暗闇というほどではなく、星は真夜中ほどは見えません。
とされています。
マーストリヒトの場合、日の入りが21時54分で、真っ暗になったのが23時20分頃です。
薄明の時間は約1時間半でした。
オランダの夏至の日照時間は、日が出ている時間と薄明時間を合わせて、19時間にも及びます。
冬場の真っ暗なイメージとギャップがあり過ぎです。
でも、やっぱり明るい時間が長い方が元気が出ますね!
【今日のオランダ語】
私の留守の間、私のインコの世話をしてくれますか?
Kun je voor mij zorgen van mijn parkiet tijdens mijn absentie?