1つのことから複数を得ることをおすすめします。
仕事においても趣味においても一石二鳥ならぬ、一石複鳥狙いです。
⒈ 1回で複数回楽しむ |
先週末、蕎麦打ちをしました。
自分の場合、蕎麦打ち1回に1kg打ちます。
そば粉800gに小麦粉200gです。加水もするので打ち上がる蕎麦の重さではもう少し増えます。
1kgで打つとざっと12人前くらいは蕎麦が打てます。
1回ではとても食べ切れません。
(必要な分だけ打つこともできますが、それに慣れると大玉(大きな蕎麦玉・くくりを終えた状態)を扱うことが下手になるので敢えて毎回1kg以上で打っています。)
蕎麦は打ちたてが美味しいのは言うまでもありません。(打った後1〜2時間後くらいがベスト)
打ちたては蕎麦の香りが一番芳醇です。
蕎麦打ちを楽しみ、打ちたての蕎麦を茹でたて・〆たて、でいただくのは至福の時です。
どんなに頑張っても、嫁殿と2人だけで12人前の蕎麦を1回で食べるのは不可能です。
余った蕎麦は翌日にかけ蕎麦にして楽しみます。
打ちたての蕎麦は冷たいざる蕎麦で食べるのが一番好きです。蕎麦の香りとコシ、喉越しを一番感じられる食べ方だからです。
翌日の蕎麦は、かけそばにします。かけそばかけそばの美味しさがあります。汁が暖かいので麺が伸びやすいため、翌日の蕎麦をかけそばにしています。
蕎麦の余り具合によりますが、大抵2日目までかけそばを楽しんで蕎麦を食べきります。
こうして、
・当日:打ちたての冷たいざる蕎麦+天ぷら
・翌日:かけそば(たぬきそば)
・2日目:かけそば(月見そば)
の3回楽しむことができます。
生の蕎麦は時間と共に質が落ちていきます。しっかり桐箱に入れて冷蔵庫で保存しても、翌日には麺の乾燥が進み、香りも落ちます。せいぜい2日目までが限界でしょう。
この、時間の経過によるそばの変化を逆手にとって、かけそばにすることで2度、3度とそばの違った美味しさを堪能するのです。
1回(の蕎麦打ち)で3回楽しむことができます。
⒉ 仕事も趣味も一石複鳥 |
仕事でも趣味でも一石複鳥を意識してみることをお勧めします。
冒頭では蕎麦を例にあげましたが、いろんな場面で意識するようにしています。
旅をするなら、
・どこに行くか決める楽しみ
・行った先で何をするか決める楽しみ
・食の楽しみ
・絶景を見る楽しみ
・旅の記録をブログで書く楽しみ
と複数の楽しみが出現します。
仕事でも応用できます。
イラストの仕事をいただけば、
・イラストを描く楽しみ
・依頼者さんに喜んでもらえる楽しみ
・自分のサイトで作品を披露する楽しみ(依頼者の承諾を得て載せています)
・新たな技法を発見する楽しみ
・絵の描き方をブログに書く楽しみ
とこれまた複数の楽しみが体験できるのです。
口腔外科医としても、
・患者さんの主訴・疾患を解決する喜び
・患者さんに喜んでいただける喜び
・経験を積み向上する喜び
・同期たちと切磋琢磨する喜び
・留学する喜び
さらにそこから留学を取り出せば、
・日本以外を肌で知る喜び
・オランダ語を学ぶ喜び
・全く解らなかったオランダ語が少し聞き取れるようになった時の喜び
・片言のオランダ語が通じた時の喜び
・手術に助手として参加させてもらえる喜び
を感じることができます。
文字で書けば当たり前に見えますが、これを意識してやっているか否かで楽しみ・喜びの量がかなり変わります。
楽しみ・喜びはパフォーマンスを上げ、次回への糧にもなります。
何をするにも、1回で複数回楽しむ!を意識してみましょう。
得るものが相乗的に増えるはずです。
【今日のオランダ語】
昨日、私は両親に電話しました。
Gisteren heb ik mijn ouders opgebeld.
(ヒステレン ヘップ イック メイン アウデルス オップヘベルトゥ)