麻布十番に知る人ぞ知る和の名店がある。
独創性に富んだ料理でありながら、客をうならせる確かな味の名店。
そんなかどわきでお蕎麦を頂きました。
⒈ かどわき・店舗情報 |
場 所:東京都港区麻布十番2-7-2 ビランカ麻布 1F
営業時間:18:00~翌1:00(L.O.24:00)
定休日:日曜・祝日
麻布十番駅から徒歩5分。
麻布十番商店街から1本入った通りにひっそりと店は構えられています。
黒塗りの壁、入り口の脇には店名のかかれたランタンが置かれ、静かに客を迎えてくれます。
暖簾をくぐって扉を開ければ、そこにはなんとも言えぬ恍惚な香りが漂っています。
そう、香りの正体はトリュフ。
かどわきの代名詞とも言えるメニューの1つにトリュフ御飯があるからです。
コース料理は全品お世辞抜きに美味いです。
もはや言葉での表現を超越した旨さです。
そんなかどわきに、日本一時帰国を労って兄上が連れて行ってくれました。
そこでコースとは別に注文していてくれたのが、かどわきのフォアグラ蕎麦なのです。
⒉ かどわき・実食 |
かどわきのコース料理については、敢えてここでは書きません。
いや、僕にはとても書ききれません。それくらい美味しいということです。
蕎麦については僭越ながら書かせていただきます。
コースの終盤に、別途注文しておいていただいた蕎麦が登場します。
蕎麦は更科粉を使用していると思われ、白く神々しく輝いています。
透き通るような白さと、細打ちされたきれいな麺はそれだけで芸術品のようです。
そして、もうひとつ目を惹くポイントは汁です。
こちらのそば汁はフォアグラを使用した汁となっています。
蕎麦そのものは御膳蕎麦特有のほんのりした甘さがあります。
その反面、蕎麦の野性味ある香りは抑えられています。
おそらく、汁との相性を考え更科粉で蕎麦を打っていると思われます。
汁につけて啜れば、濃厚なフォアグラの旨味とその後ろにある出汁の旨味、そして、更科蕎麦のほのかな甘味が合わさって口と鼻に広がります。
抜群の相性です。
美味いのです。
美味い以外の何物でもありません。
蕎麦そのものでの勝負というよりは、汁あっての、いや、汁と蕎麦が一体化しての絶品に仕上がっているわけです。
素晴らしいです。
麻布十番の隠れ家的な和の名店、かどわき。
トップレベルの和食店でいただく蕎麦。
蕎麦の新たな一面を垣間見ました。
食べられて幸せです。
ごちそうさまでした。
【今日のオランダ語】
書いてもらってもいいですか?
Kunt u dat even opschrijven?
(クントゥ ウ ダットゥ エーヴェン オップシュレイフェン)