藪系蕎麦の御三家は現在の総本家かんだやぶそばと並木藪蕎麦、池の端藪蕎麦である。
御三家からは外れているが、かんだやぶそばから暖簾分けされた直系の藪蕎麦の第一号は上野藪蕎麦(明治25年創業)である。
本来は、私の行きつけの蕎麦屋・夫婦庵の店主に勧められた池の端藪蕎麦に足を運んだのだが、なぜかしばらく休業しますと張り紙がしてあり店は閉まっていた。
そこで歩いて行ける距離にある上野藪蕎麦を訪れました。
⒈ 店舗情報
場 所:東京都台東区上野6−9−16
営業時間:11:30〜20:30
定休日:水曜
上野駅から徒歩で約5分ほどの角地に店はあります。
二階まで店舗のようです。
自分は一階席のそば打ち部屋をカウンター越しに眺められる席に通されました。
目の前にそば打ち部屋があると気分が上がります。
上を見ると蕎麦猪口が飾られています。
⒉ メニュー
メニューはこんな感じです。
飲み物とシンプルにせいろうを注文しました。
⒊ 実食
まずは飲み物と一緒にそば味噌が付いてきました。
そばの実が散ったそば味噌は美味しく頂けました。
せいろう蕎麦が配膳されました。
見た目はやや肌色がかった艶やかな麺です。
ごく細まではいかないが太くはない手打ち蕎麦です。角はしっかり立っています。
いざ実食です。
モチっとした感触のコシのある食感、冷水でしっかり締められており冷ややかな口当たり、風味もしっかり感じられやや甘みのある蕎麦です。
そば汁は辛めの後味やや甘めといった感じ。
大変美味しく頂けました。
蕎麦湯はサラリとしていて飲みやすいです。
大変美味しい蕎麦でした。
この流れで、是非、藪御三家も制覇したいと思います。