自転車大国オランダで見かけた面白い宣伝方法です。
⒈ 面白い宣伝方法 |
ある朝、アパートの前の自転車置き場に異様な光景が。
昨晩まで何でもなかった多数の自転車。
その日の朝見ると、すべてのサドルに同じ色のカバーが付いていました。
マーストリヒトとデュッセルドルフ間を1000円で行けるよ!
というバス会社の広告でした。
オランダは冬場は曇りがちで雨も多いです。サドルカバーは必需品です。
そこに狙いを定めましたね。
この方法なら広告する側も自転車の持ち主も、双方がウィンウィンです。
サドルカバーなら実用性があるので、自転車の持ち主としてもありがたい。
自転車を停めている間は、通行人への広告になります。
自転車の持ち主が自転車で移動すれば、広告も一緒に移動してくれます。
あちこちに広告を広められるというわけです。
実に効率が良い。
⒉ 自転車大国オランダ |
ちなみに、オランダの自転車保有率は世界一です。
順位 | 国名 | 保有率 |
1位 | オランダ | 92.4 |
2位 | スウェーデン | 85.1 |
3位 | フィンランド | 85.0 |
4位 | 日本 | 83.3 |
12位 | 中国 | 73.2 |
69位 | イラン | 19.3 |
※イギリス・ユーロモニターインターナショナル(2011)調べ
オランダ国内には、自転車専用レーンが約35000kmも張り巡らされています。
日本で、北海道、本州、九州を縦断した距離が3000kmだそうです。
オランダの国土面積は九州くらいです。
その中に日本縦断の11倍もの自転車専用道路があるということになります。
世界一もうなづけます。
自転車置き場の設備もかなり充実しています。
駅には大抵、自転車置き場が併設してあります。
何かイベントがあれば、広場はあっという間に自転車だらけです。
動く広告塔が無数にあるわけです。
僕も、イラスト付きのサドルカバーを作って、配ろうかな?
なんて。
【今日のオランダ語】
ここは自転車専用道路です。
Hier is een fietspad.
(ヒア イス エン フィーツパッド)