オランダ語には、英語で言うところの” at “に当たる単語がありません。
他の前置詞を使い分けて対応しています。
覚え込むしかないようです。
⒈ 英語の” at “ |
英語で言う” at “は主としてある一点を表す時に使用されます。
・場所の一点
・位置の一点
・方向の一点
・時の一点
など、概念的にとある一点を示す時に使います。
逆に言えば、
狭い、限定された一ヶ所を示したい時には” at “を使えば良いのでとても便利です。
しかし、オランダ語にはこの万能な” at “がありません。
勿論、” at “に対応する別の前置詞がありますが、
色々あって使い分けなくてはいけません。
ざっと例を表にすると、
上の表の左がオランダ語、右が英語です。
英語は全て” at “で表現できますが、
オランダ語だと、” in, op, bij, naar, om “となります。
それぞれ、
オランダ語 英語
in in
op on
bij by
naar to
om 時間
と言う対応にはなりますが、
とにかく、ひとまとめにした” at “に当たる便利な単語はないのであります。
⒉ 覚えるしかない! |
オランダ語学校の先生に聞いても
これは感覚で覚えるしかない!と言われます。
場所の一点だけみても、場所が変われば前置詞が変わります。
例えば
「私はパンを〇〇で買います。」と言う文で、
〇〇によって使う前置詞が違います。
・市 場で買うなら→ op de markt
・スーパーで買うなら→ in de supermarkt
・パン屋で買うなら→ bij de bakker
いやぁー、不思議!
また、上の表にもあるように
時間を言う時の”at”は必ず ”om”
日にちを言う時の”on”は必ず ”op”
になります。
そのほかには
英語 オランダ語
・at a point → op een punt
・arrive at the destination → aankomen op de bestemming
・at the age of seven → op mijn zevende, toen ik zeven
・at a second attempt → bij de tweede poging
・at breakfast → bij het ontbijt, tijdens het ontbijt
・I’m good at tennis. → Ik ben goed in tennis.
といった具合です。
それぞれの前置詞の根本的な概念を抑えれば
使い分けが身についてくるのだと思いますが、
最初は戸惑いますね。
さ、勉強しよう!
かつて、福澤諭吉も学んだオランダ語(蘭学)です。
千里の道も一歩から!
【今日のオランダ語】
日が照ると幸せになる。
Ik word blij van zonneschijn.
(イック ヴォルドゥ ブレイ ファン ゾネスヘイン)