オランダ語には英語と似ている単語もあれば、まるで似つかない単語もたくさんあります。
それは、オランダ語がゲルマン語由来であり、
英語がゲルマン語とノルマン(フランス)語の混合だからでもあります。
⒈ オランダ語のonderwerp |
オランダ語の “onderwerp” は
英 語 の “subject” です。
onderwerp = subject です。
意味は「主語、主題、科目、従属する、させる」です。
オランダ語の onderwerp は名刺「主語、主題、科目」
オランダ語の onderwerpen が動詞「従属する、服従する」
となります。
⒉ 語源で見てみよう |
英語の subject はノルマン(フランス)語由来です。
sub + ject に分けられます。
sub はフランス語の “sous” が語源で「下の、下に」という意味です。
subway=地下鉄も sub=下の way=道 と見ればわかりやすいですね。
日本語でも、「君はサブね(控え、下)」なんて使われています。
ject はフランス語の “jeter” が語源で「投げる」という意味です。
ジェット機=jet も同じ由来です。
sub + ject=下に + 投げる=主題、服従
なぜ「下に投げる」が主語、主題、科目という意味になったかは微妙ですが、
”主語が文を支配する、コントロールするから”というニュアンスだそうです。
ここでオランダ語の onderwerp を見てみましょう。
綴りは似ていませんが、実は作りは一緒なのです!
onder + werp に分けられます。
onder=下の、下に(英語ではunderと言いますね)
werpen=投げる
という意味なのです。
オランダ語はゲルマン由来ですから、
ドイツ語では unterworfen です。
同じく unter + worfen に分けられ、意味も一緒です。
ゲルマン語もノルマン語もともとはラテン語ですから、
綴りは全然にていなくても、元々の作りは同じなのかもしれません。
語源を知ると、記憶にも強く残るので、
暗記が楽に楽しくなりますね。
onderwerp= 主語、主題、科目
onderwerpen=従属する、服従する
覚えましたね!
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【今日のオランダ語】
私の父は鼠径ヘルニア持ちです。
Mijn vader heeft een liesbreuk.
(メイン ファーダァ ヘーフトゥ エン リースブローク)