オランダに来てからは初の蕎麦打ちに挑戦しました。
比較的、海外の食事も大好きな自分ですが、三度の飯より蕎麦が好きとうたっているだけに蕎麦への恋しさが爆発しました。
日本で蕎麦打ちを3ヶ月間教えていただいた甲斐がありました。
⒈ 蕎麦打ち
まずは蕎麦打ちブースを作成。
1ヶ月半ぶりの蕎麦打ちです。
今までは蕎麦粉800g、小麦粉200gで1kg玉で打っていましたが、手元にある鉢はお師匠様のものより小さいので量的に厳しい。
という事で、今回は蕎麦粉500g、小麦粉125gで打ちました。
お師匠様に頂いた帽子と前掛けを着けて気合を入れます。
一ヶ月半ぶりに食べる蕎麦の味は格別です。
蕎麦打ちを身につけてきて本当に良かったと自からに、そしてお師匠様に感謝しました。
つゆの出汁は、本来は鰹節から取りたいところですが、今回は日本から持参した萱野家の出汁を使用して辛めに仕上げました。
つゆは嫁殿の作品です。
さらに、嫁殿がてんぷらも揚げてくれました。
最後はそば湯を入れてつゆもいただきました。
⒉ 道具
そば打ち道具一式は日本で通販で購入し、SAL便でオランダに送りました。
日本ではずっとお師匠様の店で蕎麦打ちをしていたので、通販の道具を使うのは初めてでした。
いろいろな違いがありましたが、そば打ちが問題なくできる事が判明して一安心です。
購入した蕎麦道具一式は、オフィス木村のそば打ちセット豪華特別セットA です。
ポイントは鉢の大きさです。
直径60cm越えの鉢はなかなかありません。
こちらのセットは中でも直径54cmと一番大きい鉢のサイズだったので購入に踏み切りました。
鉢が小さいと、水回しの際にダイナミックな動きがとれないし、一度に打てる蕎麦の量が少なくなってしまうので好きではありません。
しかし、このセットには蕎麦を切るときのまな板が入っていないので、別途まな板と、合わせて蕎麦粉セット(2セット)も購入しておきました。
蕎麦を盛る、ざると蕎麦猪口はお師匠様から頂いたものです。
これがあると無いとでは雰囲気が全然違います。
⒊ 無い物は作り出す
今となってはヨーロッパにも寿司屋、ラーメン屋、うどん屋など比較的主要都市にはクオリティーの高い店が存在しています。
しかし、蕎麦に関してはほぼ皆無です。
唯一、ドイツのデュッセルドルフに手打ち蕎麦屋さんがあるだけのようです。
(いずれ行ってみようと思います。)
クオリティーの高い蕎麦を食べに、毎回ドイツまで行くのは陸続きと言えど、交通費と移動時間がかさみます。
どうしても手に入らないなら、作り出せばいい。
至極当然で簡単なことですが、困難で重要なことです。
そば打ちの技術の基本を身につけてきて本当に良かったと心から思います。
師匠、ありがとうございます。
⒋ 今後の課題
いろいろな課題が見えました。
・こね鉢がずれないように滑り止めのしーとが必要
・包丁が軽すぎる
・包丁の柄が細い
・蕎麦粉、打ち粉の入手経路の確保
などです。
随時、解決していく所存です。
⒌ お裾分け計画
今回、自からの蕎麦を食して、心から満たされました。
きっと、同じくオランダや近隣諸国にお住いの日本人の方で、手打ち蕎麦が食べたい!!という方は沢山いるはずです。
中には、蕎麦好きなオランダ人やヨーロッパの人々もいるでしょう。
また、今までは知らなかっただけで今後好きになるかもしれない人もいるはず。
今後は打ち立て蕎麦を周囲の方がにお裾分け(材料費などの実費はいただく予定)していこうと考えています。
おまけ
残った蕎麦翌日にかけ蕎麦にして食べました。
天かすも作っておいたので、これまた格別に美味かったです。
【今日のオランダ語】
私は蕎麦粉から日本蕎麦を作ります。
Ik maak Japanse soba noedels van boekweitmeel.
(イック マーク ヤパンセ ソバヌーデルス ファン ブックヴェイトメール)