人生の中で、仕事になることは一つとは限りません。
時間をかけていることをお金に変えられれば、それはれっきとした仕事です。
今は本業・副業という概念を捨てるようにしています。
⒈ 本業・副業という概念を捨てる |
本業とは
・「本業」「本職」は、いくつかもっている職業の中で、その人が主としている職業。
・主な収入源として勤めている職業。主要な仕事。本職。副業や副職との対比で用いられる。
副業とは
・本業のかたわらにする仕事。
・収入を得るために携わる本業以外の仕事を指す。
とあります。
漠然と
メイン:本業
片手間:副業
ということになります。
何をもってメインと片手間を分けるのかにもよりますが
「副業」と聞くと、本業よりも低い労力で行う仕事というイメージが強い気がします。
2種類の仕事でお金を得ている場合、純粋に収入の多い少ないで本業・副業という表現を使用しているならまだしも、そうでないイメージが多いと思います。
副業=片手間、注力の度合いが低い、なんとなく
これらのイメージが多少ついて回ることは避けがたい場合もあります。
本業・副業の概念を捨てるには、
・片手間ではない
・複数の仕事に同等に注力する
・どれも本気でやっている
ということが必要です。
逆に、これらの3点ができていればどれも本業なのだと考えています。
⒉ 時間を割いていることはいつしか得意分野になる |
自分の場合で言えば、
日本大学歯学部を卒業
慶応大学病院歯科口腔外科に勤務
独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センターに勤務
ドイツ・レーゲンスブルク大学病院頭蓋学顔面外科学講座に留学
独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センターに復職
オランダ・マーストリヒト大学病院頭蓋学顔面外科学講座に留学中
歯科口腔外科業に割いてきた時間は実に19年間に及び、今なおその時間は続いていますしこれからも続いていきます。
当然、仕事は歯科口腔外科業ですし、収入もそれ一本でした。
(オランダに来てからイラスト業も開始)
ところが、趣味として描いていたイラストに費やしてきた時間を考えると、歯科口腔外科業の19年を超える長さとも言えます。
上手い下手はともかく絵は幼少期から描き続けているからです。
実際に費やした時間(何時間・何分・何秒)を算出して比較はしていませんが、年数から概算しても歯科口腔外科業をしのぐ時間をイラストに費やしているかもしれません。
今の自分には、イラストは得意分野であり、本業でもあります。
どちらかがメインでどちらかがサブという考え方はしていません。
そうは言っても、2つ(ないしは複数)のことを同等にやっていたら、1つのことに専念している場合に比べ、その分野では劣るだろう。。。
と心配になる人もいるかもしれませんが、そんなことはないと考えています。
ゴルフが大好きな人なら、仕事の後に打ちっ放し練習場に通います。平日何回かは練習します。週末は早起きしてグリーンに出てラウンドします。テレビでゴルフ中継があれば見ます。仕事の合間や移動時間などにゴルフ雑誌を見て勉強します。(自分も昔はゴルフをやっていた時期があります。)
趣味も継続して年数を重ねればそれなりの時間になります。そしてそれはいつしか得意分野になります。それまで培ってきた知識や技術を提供して欲しい人が現れるかもしれません。
その得意分野でお金が得られれば、それはれっきとしたもう一つの本業です。
本業+本業=複業(兼業)スタイルの完成です。
(職場によっては、副業を禁じている場合もあるのでよく確認しましょう。)
複数の収入源を得ることが許される環境なのであれば、積極的にそうしていくべきだと思います。
あなたのお得意分野を、本業の1つにすることをお勧めします。
【今日のオランダ語】
僕の鳥カゴはあなたの鳥カゴより値段が高いです。
Mijn vogelkooi is duurder dan jouw vogelkooi.
(メイン フォーゲルコーイ イス デュールデル ダン ヤウ フォーゲルコーイ)