レッヒからの帰り道に、リヒテンシュタイン(Liechtenstein)に寄りました。
リヒテンシュタイン公国はれっきとした国です。
世界で6番目に小さい国、どんなところでしょう。
⒈ リヒテンシュタイン(Liechtenstein) |
世界で6番目に小さい国!
リヒテンシュタイン公国、通称リヒテンシュタインは、西ヨーロッパの中央部に位置する立憲君主制国家です。スイスとオーストリアに囲まれていて、マップ上では注意してみないとそこに国があるのを見逃してしまいます。首都はファドーツ。非武装中立政策をとっています。
以下に概要を示します・
1 面積:160平方キロメートル(小豆島にほぼ相当)
2 人口:37、366人(2014年末)
3 首都:ファドーツ(人口5,421人)
4 民族:主としてゲルマン民族(外国人約34%)
5 言語:ドイツ語
⒉ 首都ファドーツにあるファドーツ城 |
ファドゥーツ城は、リヒテンシュタイン公国の首都ファドゥーツにある城です。リヒテンシュタイン公の官邸として利用されています。首都の名を冠するこの城は、近隣の丘の上から眺めることができます。
ファドーツの中心部に地下駐車場があり、そこから丘を登っていくとファドーツ城が見られます。
駐車場からは、徒歩で10分くらいです。直線距離ではすぐですが、丘の上なので、回り道していかなくてはなりません。坂はそこそこ急なので、運動靴がオススメです。
坂道の途中には、映画に出てきそうな豪華な家が建っています。その家の間を抜けるように道が続いています。
しばらく登ると、ファドーツ城が見えてきます。ファドーツ城までのぼきり切る手前に展望台があります。ここからの眺めもまたなかなか良いです。
バックにアルプス山脈を見ながら、その麓に広がる街並みは絵葉書そのものです。
ファドーツ城は官邸として利用されているため、内部見学はしていないようです。
外から眺めたり、近くまで行くことはできます。
このとき我々は、ファドーツ城の目の前までで坂を登るのを止めましたが、もっと上まで登ってから見下ろす形で眺めれば、さらに良い景色が見えたと思います。
それでも、十分に良い写真が撮れました。
ため息が出る眺めですね。
ちなみに、こちらのファドーツ城はリヒテンシュタイン城とは別物です。
調べてみると、結構多くの方々が、リヒテンシュタイン城がファドーツにあると勘違いしてしまうようです。
それもそのはずで、リヒテンシュタイン城という名前なのだから、リヒテンシュタイン公国にあると思うのが普通です。
しかし、残念ながらリヒテンシュタイン城は、ドイツのシュトゥットガルト郊外、シュヴァーベンアルプ山中にある城です。断崖絶壁に立つ美しさから、多くのイラストや漫画のモデルになっており、多くの人を魅了しています。
リヒテンシュタイン公国:ファドーツ城
ドイツ・シュトゥットガルト:リヒテンシュタイン城
なので間違わないように気をつけてください。
⒊ リヒテンシュタイン入国スタンプ |
陸続きのヨーロッパにはよくあることですが、異国に行っても入国管理がないのでパスポートにスタンプ押すことがありません。ここリヒテンシュタイン公国では旅行者案内所(インフォメーションセンター)に行くとリヒテンシュタイン公国のスタンプを押してもらえます。ただし、有料です。
スタンプをポンと押すのに3ユーロです。私は、折角なので押してもらいました。
リヒテンシュタインは美しい切手でも有名なようです。
ファドーツのメイン通り(駐車場とファドーツ城の間)には切手博物館もあります。博物館でも、インフォメーションセンターでも綺麗な切手を購入することができます。
余談ですが、世界の小さな国ランキングは以下のようになっています。
1:バチカン 0.44 ㎢
2:モナコ 2 ㎢
3:ナウル 21 ㎢
4:ツバル 26 ㎢
5:サンマリノ 61 ㎢
6:リヒテンシュタイン 160 ㎢
7:マーシャル 181 ㎢
8:クック 236 ㎢
9:ニウエ 260 ㎢
10:セントクリストファー・ネーヴィス 261 ㎢
136:日本 377,930㎢
日本より小さい国が意外と多いものなんだなと思いました。
【今日のオランダ語】
待ちくたびれました。
Ik was moe van het wachten.
(イック ヴァス ムー ファン ヘットゥ ヴァハテン)