昨日はマーストリヒトのカーニバル最終日でした。
そのフィナーレをしかと見届けてきました。
カーニバル初日の11回の大砲から、最終日のMooswief(野菜売り婦人)の回収式まで見届けた日本人はそんなに多くないのではないでしょうか。
↓カーニバル初日、二日目の様子はこちらの記事を参考にどうぞ↓
マーストリヒトのカーニバルが凄い!旅行の目玉としてもお勧め!Carnival in Maastricht |
⒈ カーニバル最終日 |
日曜日から始まったカーニバルも火曜日が最終日です。今年は2017年2月26、27、28日の開催でした。
最終日は昨日よりも気温も低く、夜は寒いし、時々雨は降るしですが、熱気は十分すぎるほどあります。カーニバルの時期は早ければ2月の初旬になることもありえます。なので、雪が降る中行われる年もあるそうです。
今年も時々雨が降ったりしました。最終日は珍しくひょうも降りましたが皆さんお構いなしです。
夜8時頃にアパートの大家さんご夫婦と街に繰り出しました。クライマックスの舞台となるVrijthof広場はまだ人がまばらです。まるで “嵐の前の静けさ” と言った感じです。
とはいえ、相変わらず、大きなスピーカーを積んだ移動式DJブースがあちこちにあり、大音量で音楽が流れています。
カーニバルのフィナーレはこのVrijtohof広場で行われますが、それまでの間、人々は町中の別の広場や通り、パブで大いに盛り上がっています。フィナーレは24時なので、それまでは今宵も老若男女みんなでカーニバルを楽しんでいます。
通りはすし詰め状態、あちこちでブラスバンド演奏をするグループもいたり、パブも熱気にあふれています。
⒉ いよいよフィナーレ |
さて、そうこうしているうちに、時間も23時30分をまわりました。この時間帯になると、一旦パブや広場から人影が減り始めます。
そう、みんなフィナーレを見るためにVrijthof広場に集まるのです。
20時頃のVrijthof広場の光景とは打って変わって、そこはもう人で埋め尽くされています。みんな仮装しているし、なんとも華やかで活気にあふれた光景です。
20時台の写真と見比べると、人だかりの凄さが一目瞭然です。
フィナーレのセレモニーはMooswief(野菜売り婦人)の人形を下すことです。24時になると、街クイーンが壇上に上がり、Mooswiefを徐々に降ろしカーニバルが幕を閉じます。セレモニー直前には火が焚かれ、集まった人々は皆歌を歌いその時を迎えます。
フィナーレの様子を撮影しました。
これにて、カーニバルは無事幕を下ろしました。家路につく人もいれば、再びパブに戻って飲み直す人もいます。カーニバルの余韻はまだまだ明け方まで続きそうです。
今回、初めてマーストリヒトのカーニバルを体験しました。そこには長い歴史があります。その歴史を重んじている人から、カーニバルを単純にお祭りとして楽しんでいる人まで、参加の仕方は様々です。しかし、その熱気とそこにかける意気込みは圧巻です。是非、オランダ旅行の際にカーニバル参加を計画してみてほしいと思います。
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カーニバル( Carnival) いよいよ開幕!オランダ南部の大祭典を見逃すな! |
【今日のオランダ語】
2月に彼らはカーニバルを祝います。
Op februari vieren zij carnaval.
(オップ フェブルアリ フィェレン ゼイ カルナヴァル)