英・蘭単語暗記でぶつかる壁
何度やっても覚えられない単語がある!
単語に限らず、暗記作業につきものの悩みです。
⒈ 脳が忘れようとする |
そもそも脳は忘れるようにできています。
長期記憶に切り替わっていない情報は、短期記憶としてどんどん忘れ去られてしまいます。これは、もう広く知られた避けられない事実です。忘れることは、生きるために備わっている必要不可欠な機能なのです。見たこと聞いたことを全て覚えていたら、脳はパンクします。嫌なことつらいことからも立ち直れなくなります。
なので、いつまでたっても覚えられない苦手単語はあって当然なのです。
長期記憶に変わるまで何度も復習すればいいのです。
⒉ 初めて出会った新出単語は曲者です。 |
見たことも聞いたこともない、正真正銘初めて出会う単語はなかなか覚えられません。これは、脳内にその単語を覚えるためのきっかけがないからです。
意味を知らないけど数回で覚えられる単語の多くは、
など、何かしら憶えるきっかけがあるものです。
これらの単語は、数回の復習で記憶に留まります。しかし、上記のようなきっかけが何もない場合は、何度復習しても不思議なくらいに覚えられません。これは仕方がないことです。(苛立ちを覚えずに、そう言い聞かせましょう)
新出単語は、「出会った時に初めて見たこと」が初めてのきっかけだからです。
きっかけとしてまだまだ弱いのです。
きっかけではなく、自分の中で当たり前の単語になった証拠です。
そう考えれば、新出単語の記憶に時間がかかることは納得できます。
⒊ 覚えるきっかけを増やす |
・脳は忘れるようにできている
・新出単語は曲者
とはいえ、あまりに覚えられないと気分的に良くないですし、時間が無駄なこともあります。テストに間に合わなければ困ります。そんな時は、その単語に付随したきっかけを無理やり探します。
強く印象に残すための、きっかけのトッピングです。
そもそも、単語の暗記は作業が単調です。これも記憶に止まりにくい要因かもしれません。
きっかけのトッピング
です。
・何かで別の媒体で調べる
辞書や、スマホアプリ辞書、ネットなどで改めて意味を調べてみます。
別の覚えやすい意味が載っていることもありますし、そもそも調べているという行為がきっかけになってくれる場合もあります。
また、不思議なことに、同じ単語で同じ意味なのに、別の場所や画面で見ると血gあった印象があり覚えられることもあります。
・語源で憶える
ネットで調べると、たいていの単語の語源がわかります。語源を知ると覚えられる確率は格段に上がります。語源が見つけられないこともあります。そんな時は諦めて別の方法をトライしましょう。
・音のゴロで憶える
その単語の発音や、アルファベット通りに読んでみたときの音などを頼りに自分なりのゴロを作って覚えます。
・文章丸ごと憶える
例文はたいてい短いです。3000個の例文すべてを覚えるのはちょっと骨が荒れますが、どうしても覚えられない単語だけに絞れば可能でしょう。
例文ごと覚えれば、その単語そのものの意味がすぐに思い出せなくても、例文ごと思い出せば意味がわかります。その作業を繰り返しているうちに、単語そのものの意味も定着します。
・Quizletを使う
暗記勉強に非常に便利なソフトです。無料でかなり便利な機能が使えます。
↓こんな記事も書いています↓
これらの方法を駆使して、より多くの単語を二度と忘れられないくらいに刷り込められればこっちのもんです。長期記憶に変換完了です。
たいていの人はbookが本であることは、二度と忘れないと思います。
むしろ、忘れたくても忘れられません。
長期記憶です。
1単語でも多く、長期記憶内のbookに書き込める単語を増やしましょう。
【今日のオランダ語】
感謝を口にすることを忘れずに。
Vergeet niet dank je wel te zeggen.
(フェアヘートゥ ニートゥ ダアンキェ ヴェル トゥ ゼッヘン)