昨日、オランダもクリスマスを迎えました。
ヨーロッパでのクリスマス当日の過ごし方について見てみしょう。
⒈ 教会と家で祝うのが基本スタイル |
オランダ(ヨーロッパ)では、クリスマス本番は教会と家で過ごすのが基本のようです。
24日から25日へと日付が変わる頃、多くの人が教会に集まります。
教会では25日の0時からミサが行われ、キリストの誕生を祝います。
そして、ミサの後に伝統的なクリスマス料理(基本質素なもの)を頂くのだそうです。
ディナーの時間やメニュー、ミサの開催時間、教会に行く行かないの個人差は、
街や都市によって違いはあると思いますが、
クリスマスイヴや当日は基本的には家族と過ごすのが本場流です。
恋人とディナーに出かけたり、友達と集まってパーティーをしたりするスタイルではありません。
家族が一同に会する大切な日という位置付けが非常に強いのです。
まさに、日本で言うところのお正月に近いイメージです。
⒉ 24日25日は街から人気がなくなる |
オランダ(ヨーロッパ諸国)ではクリスマスの時期には、
正式なクリスマス休暇というものが存在します。
少なくとも24日、25日はほとんど全員がお休みとなります。
場合によっては、26日まで。
もしくは、そのまま年越しまでお休みを取れることも珍しくありません。
クリスマスの重要性の高さが伺えます。
従ってクリスマスシーズンの到来でそれまで大いに賑わっていた街も、
クリスマスイヴとクリスマス当日はとても静かになります。
みんな、家で家族と過ごすからです。
その徹底振りには驚きました。
あれだけ連日夜遅くまで営業されていたクリスマスマーケットも、
クリスマスイブは6時頃から徐々に閉まり始めます。
また、街からは人気がなくなっていきます。
街の中心街ですら、軒並みお店は閉店。
カフェもレストランもバーもほとんどが閉まります。
マーストリヒトは綺麗な街並みと、その立地からも
周辺諸国やオランダ国内からの観光客も多い街です。
ゆえに、普段は平日でも、そして週末は特に多くの人々で賑わっています。
しかし、クリスマスイヴの夜からクリスマス当日にかけては、
上の写真を見てお分かりいただけるように、閑散とした状態になります。
賑わっているから良いとか、閑散としているから悪いとか、
そんな話では全くありませんが。
ヨーロッパのクリスマスなのだからさぞかし盛大な雰囲気が味わえるかも、
と思って街に繰り出すとギャップに戸惑うかもしれませんね。
ある意味本場のクリスマスを垣間見た、貴重な年となりました。
【今日のオランダ語】
今日はオランダ語だけで話してみるよ。
Ik zal vandaag alleen in Nederlands praten.
(イック ザル ファンダッハ アレーン イン ネーデルランス プラーテン)