安物買いの銭失いは意識していないと、ついついしてしまういます。
例えしてしまっても、安い出費だったのでダメージが小さく忘れてしまいがちです。
安物買いの銭失いをした時はよく振り返って、自分にフィードバックしましょう。
結果的に節約になります。
⒈ 自転車大国オランダ・レインコートは必須 |
オランダは自転車大国です。
国内の自転車の数はオランダの人口より多いのです。オランダ全土に自転車専用道路も設備されていて、多くの人が通勤通学にも自転車を使っています。
私も毎日病院への行き帰りは自転車です。片道20分です。
さて、毎日快晴なら問題ありませんがそうはいきません。
雨の日もあります。
雨が降ったらお休みなのはカメハメハ大王くらいなものです。
アパートから病院までは徒歩で40分です(1度歩いて計測しました)。雨天時ならもう少しかかるでしょう。
バスという手段もありますが、日本に比べて朝の本数が少ないので、かなり早く着くか、遅刻かと少々極端です。また、今の自分にはバス代がもったいないです。
雨の日も自転車通勤をするには、私の感覚ではレインコートが必要です。
あえて、私の感覚ではと書いたのはオランダ人は以外と雨をものともしないからです。雨でも、普段の格好で自転車をこいでいる人は多く見かけます。
夏ならまだしも、冬場は寒いし、アウターのダウンもビチョビチョになって痛むし・・・
と考えてしまいます。
⒉ 安物買いの銭失い |
ということで、レインコートが必要になることは確実なので購入することにしました。
しかし、レインコートと聞くと「使用頻度は低いし、なんでもいいじゃん、雨に濡れなければ!」と考えてしまいがちです。
結果的に、とにかく安いもので済ませようという安易な考えが先行してしまいます。
日用品屋さんで安いレインコートを見つけたので購入しました。
上から羽織るタイプで、リュックも覆えるし、何より9ユーロ(約1000円)で安かったのが決め手となりました。
雨の日に期待を膨らませて使ってみたところ、惨敗でした。
一見すると、足元まで覆われていて問題なさそうですが、自転車に乗るとそうもいきませんでした。
このレインコートは羽織るだけで、ボタンや紐はありません。サドルにまたがると、お尻でレインコートを踏むことができません。従って自転車に乗ると風で背中側はバタバタはためきます。
さらに、フロント部分も風圧で押されて、膝から下は容易に露出します。
また、ハンドルを握る両腕は肘から下は完全に露出します。
結果、結構ビチョビチョになりました。正直レインコートを着ている恩恵はほぼなく、濡れる上に風の抵抗を受けるだけでした。
これでは、意味がありません。
完全に安物買いの銭失いです。
たかがレインコート、されどレインコートです。
そう、頻度が少ないとは言え雨が降れば確実に必要なものです。さらに自転車に乗りながら使用します。
そして何より重要なことは服が濡れないということなはずです。
この点を吟味した上で選ぶべきでした。
値段の前にクリアしなければならない最低条件に意識がいっていませんでした。
⒊ 現在のレインコート |
前回の反省を踏まえて、上下セパレートのズボンタイプとジャケットタイプを別々に購入しました。
必要な条件は
・上下別(着やすい・脱ぎやすい)
・服の上から着られる
・完全防水
です。
原価は合計で60ユーロ。前回の役6倍です。
(運良く、アウトドアショップで型落ち品がセールになっているものを見つけたので、半額で購入できました。)
上着の方は PRO-X elements というアウトドアブランドの完全防水のレインジャケットです。
襟元に収納可能なフードもついています。
このレインコートはpackable(収納可能)で、ジャケットを畳んで左のポケットに集めていくと、ポケット内に収納できる作りになっています。
ズボンは Gelert というキャンピングブランドの完全防水ズボンです。
左右とお尻にポケットがついています。足元はジッパーとマジックテープで締めることができるので着脱が簡単です。こちらは収納バック付きです。
先日、雨の日に使用しました。
結果は完璧でした。
やはり、物が良いと機能的で使いやすく、下の服は濡れないという条件もクリアできます。
しかも収納可能なのでいつもリュックに入れておいて、急な雨にも対応できます。
何事も、最低限必要な条件と、それを満たしているかをよく吟味して安物買いの銭失いをなくしましょう。
【今日のオランダ語】
間に合いたいのなら、早めに出発しなくてはいけません。
Je moet vroeg vertrekken als je op tijd wilt kommen.
(イェ ムートゥ フローホ フェアトレッケン アルシェ オップ タイトゥ ヴィルトゥ コメン)