日本一時帰国の最後の晩餐として、待望の六本木HONMURA ANに訪れました。
それはそれは、素晴らしい晩餐となりました。
⒈ HONMURA AN・店舗情報 |
場 所:東京都港区六本木7-14-18 六本木HONMURA AN地図
営業時間:[火~金] 12:00~14:30(L.O)
17:30~22:00(L.O)
[土・日・祝]12:00~14:30(L.O)
17:00~21:30(L.O)
定休日:月曜・第1・3火曜日
六本木通りを西麻布交差点を背に六本木交差点へと進み、六本木交差点の少し手前の路地を左手に入ると店があります。
ビルの中二階に位置する店舗は、一見するとそこに蕎麦屋があるとは気づきません。
ビルの階段入り口に掲げられた、横文字で書かれたHONMURA ANの店名が目印です。
そこから階段を上がると、すりガラスの引き戸が現れます。
まるでバーの入り口かと思えるようなそこが、HONMURA ANの入り口です。
店内は明るい木の色調が暖かな雰囲気を出し、全体的にモダンな造りとなっています。
それでも、奥にはそば打ち部屋が覗ける窓が付いており、蕎麦屋であることを容易に思い出させてくれます。
⒉ HONMURA AN・メニュー |
メニューはこんな感じです。
⒊ HONMURA AN・実食 |
今回は兄上家族との訪問だったので、いろいろ食べることができました。
オーダーは、
・しそ切りそば
・せいろそば
・鴨せいろそば
・天ぷらそば(温かい)
・天重
です。
しそ切りそばは、”最初の一口そばにどうぞ” と書かれているように小盛りで出てきます。
まるで大根のツマを彷彿させるような細打ちで、透き通るような白の中に鮮やかな緑色のしそが散ったお蕎麦です。
見るからに美味しそうです。
蕎麦をすすれば、豊かな紫蘇の香りが一気に花へと抜けていきます。
これは美味い。
続いてせいろそばです。
荻窪の本むら庵本店のお蕎麦はかなり自分好みの蕎麦でした。
本店との違いも興味があるところです。
運ばれてきたそばを見て納得。
やはり、これが本むら庵イズム。
そばの見た目は本店のそれと通ずるものがあります。
↓本店の記事↓
本むら庵荻窪本店で粗挽きそば粉で打った絶品手打ち蕎麦に感動!
粗挽きされたそば粉を使用した、ざらりとした凹凸ある表面がその共通する信念を感じさせます。
それでいて角が立ち、しっかりと繋がった蕎麦は、その確かな技術を物語っています。
ほのかに星も散っていて、見た目からも楽しませてくれる素晴らしいお蕎麦です。
蕎麦をすすれば、しっかりとそばの香りが感じられます。
コシはまろやかで、ザラリとした食感を残すギリギリの繋ぎ方が、逆に雪解けを連想させるようなとろける食感も楽しませてくれます。
わさびを蕎麦に乗せてすすれば、また一段と豊かな香りが楽しめます。
汁は江戸前辛口で、まろやかな蕎麦をキリッと引き立たせてくれます。
実に美味いです。
鴨せいろそばはこれまた絶品です。
表面を覆い隠すかのごとく沢山の長ネギが浮いています。
鴨肉は珍しく薄切りされた状態で入っています。
その鴨肉から出た脂が食欲をそそります。
一緒に出てくる山椒を効かせると、これまたピリッとした違う味わいが楽しめます。
実に、この蕎麦との相性は抜群です。
天ぷらそば(温かい)には、大きな海老の天ぷらが2本も守られています。
汁は上品な漆黒を呈しつつも底まで見えんばかりの透きとおり具合です。
しかりとそばの美しさも目で楽しめます。
温かいそばには温かいそばなりの旨さがあります。
最後に天重です。
こちらも絶品でした。
頼んで間違いなしです。
具材はシンプルに海老のみです。
タレがかかりつつも衣はサクッと揚げられていて、海老も中まで火が通っています。
大味でなく、実に美味しい海老です。
もう一つ目を見張るポイントは米です。
米の炊き具合が実に素晴らしです。
少々硬めに炊かれた米は一粒一粒が適度に孤立していて、タレと絡んでもべちゃつきません。
さらりと入ってくる米の食感が天重という重たい感じを払拭してくれます。
これは本当に美味い天重です。
せいろと天重でもペロリと平らげられます。
日本一時帰国(3週間)の最後の晩餐にふさわしい蕎麦でした。
荻窪本店と合わせて、六本木HONMURA ANを楽しむとなお良いかもしれません。
素晴らしいお蕎麦と天重でした。
ごちそうさまでした。
【今日のオランダ語】
200メートルほど歩くと左手にレストランが見えます。
Na 200 meter ziet u het restaurant aan uw linkerkant.
(ナァ 200 メータ ズィートゥ ウ ヘットゥ レストゥラントゥ アーン ウゥ リンケルカントゥ)