第47回日本口腔インプラント学会学術大会9月22日より開催されます。
今回、学術大会のポスターと今大会用のロゴをデザイン・描画させていただきました。
⒈ 口腔インプラント学会のポスター |
第47回日本口腔インプラント学会学術大会のホームページが2017年2月10日に開設されました。
大会ポスター及び大会ホームページは以下のようになっています。
今回は、メインのポスターデザインと合わせて今大会用のロゴもデザインさせて頂きました。ホームページのトップバナーの左上に日本口腔インプラント学会のロゴと並んで設置していただいています。
ポスターの文字(テキスト)は学会側の業者さんが入れて下さいました。
⒉ コンセプト解説 |
第47回日本口腔インプラント学会学術大会は宮城県の仙台市で開催されます。
仙台といえば、仙台藩祖・伊達政宗が有名です。デザインに伊達を感じれる要素を入れて欲しいというご要望がありました。仙台市青葉区には、仙台城跡(青葉山公園)があります。園内には、仙台市を見渡せる高台があり、北太平洋を見渡すように伊達政宗の騎馬像が立っています。自分も訪れたことがあります。
伊達政宗といえば、その振る舞いや衣装が奇抜であったことも有名です。 伊達政宗 水玉陣羽織 (紫地羅背板五色乱星)の柄は見たことがある人も多いと思います。今回はそちらの柄と、雀が向かい合っている伊達家の家紋も取り入れることにしました。
また、伊達政宗の兜についている三日月にも注目しました。当時、「妙見信仰」というものが武将達に広まっていました。「妙見信仰」というのは、星や月を信仰するものです。もともとは周りが動いても動かず、目印となる北極星を神格化し「妙見菩薩」として武運を祈願したのが始まりと言われています。。
もう一つ仙台市で注目すべき点は、フィギュアスケート発祥の地でもあることです。日本フィギュア界のスターである羽生結弦さんも仙台市の出身です。仙台城跡近くにある五色沼が発祥の地とされています。
以上のことを踏まえ、
宮城県の形をスケートリンクに見立て、リンクの上を華麗に舞うインプラント体(フィクスチャー)に伊達の羽織の模様をあしらいました。フィクスチャーの残像により、氷上を滑るようすを表しつつインプラント治療の変遷・日進月歩を表現しました。全体を、羽織に使用されている紫で統一し、伊達家の家紋に登場する雀を飛ばしました。ここに、本学会の、インプラント治療の、そしてそれに関わる医療従事者と患者様の飛躍の願いを込めました。
ロゴにも、同様に宮城県の外形をバックにインプラント体(フィクスチャー)を配置。羽織にある水玉模様(星)を散らし、中央に兜についている三日月をあしらいました。これによって、ポスターの図案と統一感を出しながら、違う要素を取り入れたデザインに仕上げました。
⒊ 原案 |
ポスター作成のお話をいただいた際に、選考会に数個の原案を提出させていただきました。その中で、案として気に入っていただけたのが以下の原案です。そこに、ご要望頂いたアイディアや、自分なりのアイディアを足して行き、本作成のデザインにたどり着いています。
ファイナル
今回は、文字入れなどは業者さんが担当してくださいました。格好良く仕上げて頂きありがとうございます。勉強になります。
また、このような大きな大会のデザインをさせていただき、ありがとうございます。本当に光栄です。大会長及び、副大会長、そして準備委員の先生方にはこの場を借りてお礼申し上げます。
会期:2017年(平成29年)9月22日(金)~ 9月24日(日)
開催日によって会場が異なりますのでご注意ください。
会場:仙台サンプラザ 9月22日(金)
〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡5丁目11番1号
TEL:022-257-3333
http://www.sendai-sunplaza.com/
仙台国際センター 9月23日(土)・9月24日(日)
〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地
TEL. 022-265-2211(代表) FAX. 022-265-2485
http://www.aobayama.jp/
【今日のオランダ語】
それを忘れないでくださいね。
Onthoud dat wel!
(オントハウトゥ ダットゥ ヴェル)